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白い塀
開店間もない朝10時過ぎ・・ふと店の外を歩いてきた男性に気がつきました。
向こうもこちらに気付いてくださった様子。
「おはようございます。ご無沙汰していました。お元気でしたか?」
「おはようございます・・あぁ、もうなくなっちゃったね」
その方の目はIdutsuya向かい側の工事現場を囲んでいる白い塀に釘付けになっています。
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そうです、Idutsuya向かい側にあった「古谷採種園」のご主人がお見えになったのです。これは昨年6月頃のお店の写真です。私は思わずお二階にご案内して二階からお店の「跡」を眺めていただきました。なんだか、今のうちに見ていただいておきたかったのです。私の申し出に古谷さんは喜んでくださって「いいの?じゃぁ、見せてもらおうかな」
二階に上がった私達に余り会話はありませんでした。
車の音と、瓦礫を片付ける重機のエンジンの音と、遠くにサイレンの音が聞こえてきました。
「ほんと、きれいになくなっちゃったねぇ。」
後姿を見ているのがつらくなるような・・・お二階に上がっていただいたこと、余計なことしてしまったかしら?

「楽(たのしみ)空間」もあっという間に5日が過ぎ、明日はいよいよ最終日になります。こちらはお洋服をつくられている渋谷先生・・お召し物、ヘアスタイル・・などなど・・・全てが個性的、魅力的ですよね?持っていらしたBAGも手作りだったようで、お客さまに作り方の説明をなさっているところです。
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こちらは久し振りに見えたJULEPSファンの3人組さん、チャリティーコンサートに行かれなかったのでどんな様子だったか聞きたくてきました・・ということで、皆さんの書き込まれたノートをご覧になったり、私がコンサートに行かれた方から伺った話をお聞かせしたりして。
「早く所沢でコンサートしてくれないかしら?」
そうですね、それは、ここをたずねていらっしゃる方含め多くの方の願いですものね。
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先週末にJULEPSファンのお一人が持って来てくださった「梅」の枝・・蕾が固く、硬く・・・いつ開くのかしら?
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こちらの看板を作ってくださったTさんは今朝の「賃貸契約終了で来月で閉店 井筒屋町造商店」という毎日新聞の記事をご覧になったとおっしゃって店のまえに車を止めて窓から身を乗り出していらっしゃいました。
「3月末でやっぱり閉店なんだよね。どこに行くのか気になって来て見たんだ」
ありがたいことです。Tさんに限らず、本当に沢山の方がIdutsuyaのことを気にかけてくださっていて・・
「これからもがんばってくださいね」
「良い場所が見つかること祈ってますよ」
中には「次の場所かぁ・・あそこはどうだろう?」
「あの店は今はどうなっているんだろう?」など真剣に考えてくださる方もいらっしゃいます。

本当に、本当にありがとうございます。
私達はこれからもここでの3年間を無駄にしないような活動をどこに行っても続けていくつもりでいますから。私達がこの場所で気がついた、私達の、ここを訪ねてくださる市民の皆様の「まちづくりの思い」は、決して「この場所、この店」だけにしか存在しない「思い」ではないと思っています。この場所にいた3年間で築き上げた「思い」・・・・それはどんな場所に行っても「まちへの思い」「楽しい、住みやすい、活気ある商店街のある町にしたい・・などという思い」として変わることはないとみんなで考えています。

夕方、学校帰りのJULEPSファンの方が立ち寄られました。
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そこへ、また別のファンの方が加わられました。暖かいお茶を召し上がりながらストーブの周りで、ファンの方たちと、Idutsuyaスタッフと・・もう一人?
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漆作家のA先生もお買い物のついでに寄ってくださり、しばらく一緒におしゃべりしていらっしゃいました。野菜直販店「とことこ市」で焼き芋のお土産を買ってきてくださって、居合わせた皆でおいしく頂きました、ご馳走様でした!!
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A先生とお話をしているとそこへ、所沢小学校のN先生が見えました。ヒゲ爺と打ち合わせです。ここのところ、所沢小学校とIdutsuyaスタッフとの間の「交流」はますます盛んになってきています。有形・無形のつながり・・決して一時のものではなく世代を超えたつながりはずっと持って行きたいものです。
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夕方5時半を回る頃、御近所のY家具の社長が見え、久し振りにヒゲ爺も加わって少しの時間おしゃべりです。
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そしてまもなく閉店というころ。一人の男性が来店なさいました。おや?ちょっとほろ酔いでしょうか?プン・・・とお酒のにおいかしら?店のまん前に自転車を止められて・・仕方ないので自転車を抱えて店の横にとりあえず移動。でもご本人は気になさっていません。
「どちらにお住まいなんですか?」
「そんなこと聞いて気になりますか?」
「いえ、ちょっと良い気持ちでいらっしゃるようなので、自転車置かれていかれたほうがいいのかしら?と思いましたから伺ったんですよ。」
「M町だよ」
「M町・・ちょっとありますね、自転車で大丈夫ですか?」
「へーーーき、へーーーき。」
平気そうじゃないけどなぁ。
「昔はこの裏で良く飲んだんだよなぁ
これから一軒いこうかな?おっと、電話しなくちゃ・・」
もう私の言うことちっとも聞いてくださっていません。

濃くて、熱いお茶を一杯召し上がっていただいてお帰りいただきました。

ほろ酔いのお客さまがお帰りになるのを見送るとおりの向こうには、真っ白い塀が続いています。

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2008/02/06 (水) 00:53:13 | きょうのできごと | TB(0) | CM(0)
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